ボーイングは、中国エアラインへのB737MAXの納入を再開しました。
2024年7月20日に厦門航空に納入が行われており、間もなく海南航空と中国国際航空にも新造機がデリバリーされる見込みです。
ボーイングはFAAの新基準によりコックピットの会話録音時間を25時間に変更しましたが、これに伴い中国当局は、ボイスレコーダーに内蔵されているリチウムイオン電池のバッテリーの追加の審査が必要とし、ボーイング機の納入を一時停止させていました。なお先日には先行してワイドボディ機の納入が再開されています。
イレギュラーな納入停止により全体の生産効率を悪化させていることが指摘されていましたが、今後ボーイングの生産ラインは徐々に正常化に向かう見込みです。
なお中国エアライン向けに製造済みで納入されていないB737MAXは、約80機ほどあるとみられており、年内に半数を納入する予定とみられています。Photo : Boeing