ソウル裁判所は、昨年会社更生手続きを行った韓国のLCCのフライカンウォン/フライ江原の経営再建計画を正式に認可しました。
同社においては、電子製品メーカーのウィニックスが新たなオーナーとして買収しており、今回再建計画が認可されたことで再び競争が激しいLCC市場に参入することになります。
新たな計画では、ハイブリッドエアラインとして運営する方針で、年末までにヤンヤン~チェジュ線の運航再開を目指すほか、今後は金浦空港や仁川空港の発着路線を拡充して収益拡大を図るとしています。
現時点で日本路線への言及はありませんが、国内市場が限られる同国の事情を考えると日本路線を含めた近隣アジア諸国に就航する可能性は必然となります。
また今後大韓航空とアシアナ航空の統合により傘下LCCは統合される見込みですが、それでも乱立状態となっている韓国のLCC市場でどのように差別化を図れるのか注目となります。Photo : flygangwon