エアバスは、最新の機材生産体制の計画を発表しました。
ナローボディ機の主力機種となるA320ファミリーについては、現状月産約65機で推移している生産体制を、2027年までに月産75機体制とします。
またワイドボディ機の主力機種となるA350型機においては、2025年末に向けて月産9機とし、さらに2028年には月産12機まで引き上げます。
その他機種においては、A330neoは2024年末までに1機増の月産4機体制とするほか、A220は2026年に月産14機とする計画としており、各機種において生産能力を増強する予定としています。
A350などの一部機種においては、以前に公表された計画よりも増産体制とすることを4月に発表していましたが、引き続きこれら計画に変更はなく、積み重なった受注残の解消に向けて、サプライチェーン問題の解消と共に生産力の強化に注力する方針としています。Photo : Airbus