アメリカ運輸省は、新規則として親子2名に座席指定料金を請求するこを禁止することを提案しました。
この提案においては、アメリカの航空会社およびアメリカへ乗り入れる外国の航空会社は、13歳以下の子供を、親または同伴する大人の隣に無料で座らせることを義務付けるものとなります。
また親がフライトを予約した時点で隣の席が空いていない場合、航空会社は全額払い戻しを行うか、席が空くまで待つかの選択を提供することを義務とします。そして他の乗客が搭乗を始める前に空席が確保できなかった場合は、航空会社は家族に隣の席が空いている次のフライトを無料で再予約する選択肢を与える義務があるというものになります。
今回の提案発表に際し同省のPete Buttigieg長官は「親が自身の子供の隣に座るべきだという考えは常識であり、親がそれに心配する必要はない」との考えを示しています。
現在のところ、LCCをはじめとする多くのエアラインは、親子が搭乗する際に座席指定した場合、親子分の座席指定料を請求していますが、今後はこれができなくなる可能性があり、子連れの利用者には金銭的にも心理的にも大きなメリットとなりそうです。Photo:SFO Airport