ブリティッシュエアウェイズやイベリア航空所属のIAGグループは、エアヨーロッパの買収を断念したことを発表しました。
この計画においては、イベリア航空と競合するエアヨーロッパはイベリア航空傘下の入り独立した運営を行う計画でしたが、当局が競争上懸念を示し、譲歩案を案を示したものの、当局側が難色を示している状況が続いていました。
このようなことからIAGグループは、今後も買収に向けて交渉を続けることは、株主の利益にならないとし、買収を断念すると発表し、裏を返せば規制が厳しすぎて買収するメリットが薄れることを暗に意味しています。
今後はTAPポルトガル航空の取得に意欲的とされ、ルフトハンザグループやエールフランスKLMグループも意欲的とされていることから、同社をめぐり激しい競争が繰り広げられると予想されます。Photo : Air Europa
IAGグループ、エアヨーロッパの買収計画の承認に向けて最大40%の運航スロットを譲渡へ TAPポルトガル航空の取得にも意欲