ボーイングは、アラスカ航空のB737MAX9の客室ドアが吹き飛んだ事故を受け、再発防止策として同型機の設計変更を行う計画であることを明らかにしました。
この事故では、ドアのボルトの不具合による交換作業の際にボルトの締め付けを行わなかったことが原因とされていますが、この防止策として同型機の設計の一部を変更して、固定作業が完了していな場合、ドアを閉じられない仕様に変更する予定であるとしました。
この事故においては、ボーイングのずさんな安全管理体制が浮き彫りとなり、現在も同社に対して批判の声があるのが現状となっていますが、今後ボーイングが再浮上できるのか注目となります。
またこの設計変更により、同シリーズ機のさらなる納入遅延が起こる可能性も指摘されており、同型機の導入を予定する日本のエアラインを含めた多くのエアラインに今後も影響を及ぼすことが予想されます。Photo : Boeing