ユナイテッド航空は、A321XLRの初号機の受領は2025年12月を予定していることがわかりました。
同社は合計50機のA321XLRを発注していますが、今後同型機は、B757の後続機の位置づけで導入します。
今回同社幹部のPatrick Quayle氏は、初号機の受領は2025年12月を予定しているとしており、B757型機で運航している欧州線に加え、フランス、イタリア、スカンジナビア、アフリカの一部など、これまでナローボディ機では到達できなかった新しい目的地も検討していると述べ、同型機の性能を活かした路線に投入する予定であることを明らかにしています。
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となります。
同型機の登場により、今後世界の航空網に変化が起きることが予想されており、各社がどのような戦略の下、機材を運用していくのか注目となります。Photo : United Airlines