2024年4月から運行停止中で重症のブリティッシュエアウェイズのA350型機向けの重要スペアパーツをベルーガXLが輸送することがわかりました。
このブリティッシュエアウェイズのA350-1000型機(G-XWBC)は、2024年4月にヒースロー空港にてヴァージンアトランティック航空のB787-9型機と接触事故を起こし、機体右側の水平安定板(スタビライザー)が損傷し、現在も修復ができずヒースロー空港にて地上駐機している状態となっています。
この損傷具合は、重症であるとされており、ブリティッシュエアウェイズはあらゆる対処法を模索した結果、スペアパーツを手配し、それをエアバスの大型貨物機のベルーガXLが輸送することを決めた模様です。
今後輸送計画に変更の可能性はあるものの、現時点で9月9日に輸送が行われるとみられており、ヒースロー空港にベルーガXLが飛来することや、このようなケースでベルーガXLが運用されるのが珍しいことから、現地では注目を集めています。Photo : Airbus
エアバスの貨物新会社の「エアバス・ベルーガ・トランスポート/AiBT」がアメリカ運輸省(DOT)から運航認可を取得 アメリカへの乗り入れが可能に