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A350型機のエンジン問題でJAL・タイ国際航空・シンガポール航空が自主検査を実施も問題は見つからず

 キャセイパシフィック航空は、A350型機一部機体にてエンジン部品の不具合が発生したことから、同シリーズ機を一斉点検していますが、この影響を受け、同型機を保有する他社も自主検査する動きが広がっています。

 これまでにJAL・タイ国際航空・シンガポール航空が自主検査に着手したことが明らかになっていますが、現在までにキャセイパシフィック航空以外で問題は見つかっていない状況となります。

 また規制当局も判断を急いでいない状況であることから、直ちに運航停止命令を出すような問題ではないとの見方が広がっているほか、交換部品さえあれば、数日で作業が完了できる問題とみられることから、世界的な混乱は避けられる模様です。

 現在の焦点は、この問題がキャセイパシフィック航空機に限る事象であるかということになり、今後明らかにされる原因に注目が集まります。Photo : Cathay Pacific

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