カンタス航空は、2025年4月に受領予定のA321XLRの座席構成を発表しました。
同社のA321XLRは、ビジネスクラス20席、エコノミークラス177席の2クラス197席の仕様となり、ビジネスクラスにおいては、2-2配置のリクライニング式の座席が採用されました。なお最初に受領する3機においては、トイレの数を減らしエコノミークラスが3席多い200席仕様となります。
Photo : Qantas
またモニターは両クラス共に設置せず、乗客は個人用デバイスにてストリーミングエンターテインメントを利用する形です。
同型機は、B737-800型機の更新機材として導入するものとなり、就航初期はブリスベン・シドニー・メルボルンから太平洋地域への5時間程度の国際路線に投入するとみられます。
その後は同型機の特性でもある航続距離が長い長距離国際線に投入することを計画しているとみられ、今回発表された座席構成ではなく、長距離線仕様のレイアウトを検討しているとみられており、これまでに同社幹部がビジネスクラスにおいてフルフラットシートを採用することを検討していることを明らかにしています。
同型機の就航によりカンタス航空は、ナローボディ機にて日本路線を開設するハードルが大きく下がることから、今後の路線展開には注目が集まります。