エアベルギーは、資金不足により経営破綻に至る可能性があることがわかりました。
債権保護下に入って約1年が経った同社は、経営が好転しない状況が続いており、破綻を回避するには少なくとも1,800万ユーロの資金が必要とされ、ベルギーのニヴェル裁判所は、同社に解決策を見つけるために2週間の猶予を与えたことがわかりました。
ただこの1,800万ユーロは一時的な運転資金を確保するめの資金額となり、長期的にはさらなる資金が必要になることから、資金の確保のハードルは高いとみられています。
同社は、当初想定よりも集客ができず路線の見直しなどを行っていましたが、そこにコロナが直撃し、当面は貨物事業を強化する方針に転換していますが、事業が好転しない状況が続いており、困難な状況に陥っているみられ、かつては東京を将来的な就航候補地にあげるなどしていましたが、現状はそのような余裕は一切ない状態となります。
なお現在同社は、2機のA330シリーズと2機のB747-8を保有していますが、現在運用しているのは3機のみで中国の宏遠グループ向けの貨物便として運営している状況となります。Photo : Air Belgium