ヨーロッパ大手LCCのイージージェットとヴァージンアトランティック航空は、パイロット交換プログラムを発表しました。
このプログラムは、2024年11月から相互のパイロットを交換するもので、注目されているのは20人のイージージェットのパイロットが、ヴァージンアトランティック航空のA350型機の副操縦として勤務し、約1,500時間の飛行経験を積み、3年後に再びイージージェットの職に戻るものとなります。
この提携発表に際し両社は、この提携は両航空会社に利益をもたらすとし、イージージェットのパイロットは長距離路線で大型機を操縦する経験を積むことができ、ヴァージンアトランティック航空はヨーロッパ各地の経験豊富なA320 シリーズのパイロットの専門知識の恩恵を受けることになるとコメントしています。
現在両社は、特定機種においてパイロット不足に陥っている状況でもないことから、今回の提携には何らかの背景があると多くの識者が推測しており、一部ではナローボディ機のみ運用しているイージージェットがA350を導入して本格的に長距離路線へ進出するのではとの見解を示す者もおり、仮にこのような計画が明らかになれば、大きな話題となりそうです。Photo :Virgin Atlantic