航空ニュース

ボーイング、最大の労働組合と賃上げと次期新型機をシアトルで生産することで暫定合意 33,000人の大規模スト回避へ一歩前進

 ボーイングは、同社最大の労働組合と賃上げや各種福利厚生の改善を行うことで暫定合意したことを発表しました。

 ワシントン州のボーイング社従業員約33,000人から構成される同社最大の労働組合は、今後3年間で40%の賃金引き上げや福利厚生を改善することでスト権を確立していましたが、交渉の結果暫定合意に至りました。

 暫定合意の内容は、4年間での25%賃上げを実施、3000ドルの一時金の支給、次期新型機をシアトルで製造すること、医療費を軽減する措置などが含まれています。

 今後組合は、9月12日のこの内容の是非を問う投票を行う予定ですが、仮に否決された場合は、ボーイングは生産体制に重大な影響が及ぶことになる大規模ストライキに突入する可能性があり、投票結果が注目されています。Photo : Boeing

ボーイングに新たな問題 最大の労働組合が40%の賃上げを求めストライキ権を確立

ボーイングのケリー・オルトバーグ新CEO、就任後は精力的に現場視察や主要顧客と面会 業界のリーダーへの復活に意欲

ボーイング、B737MAXの型機の設計変更を行う計画であることを明らかに