エアカナダは、労働組合との交渉が難航しており、早ければ2024年9月15日以降にストライキまたはロックアウトとなり、完全運航停止となる可能性が出てきました。
現在同社は、エアカナダとエアカナダルージュの5,200名のパイロットを代表するパイロット協会(ALPA)との協議を続けていますが、両者の意見は依然として隔たりがあるとし、合意に達しない場合、 2024年9月15日以降にどちらかの当事者が72時間のストライキまたはロックアウト通知を発行する可能性があるとしています。
Photo : Air Canada ALPA Pilots
今回の争点となっているのは、賃上げとなっており、アメリカのエアラインの給料に比べると大きな差があることから、組合側は同水準まで引き上げるよう求めていますが、会社側はこれに応じていない状況です。
なお仮にストライキまたはロックアウトとなった際には、最終的に完全に運航が停止となる可能性があり、1日最大11万人に影響が出ることが予想されており、既に会社側は、その際の対策として国際線などでは提携エアライン便に振り替えるなどの措置を行う予定としています。