シンガポールのウォン首相は、2025年前半にチャンギ空港の第5ターミナルの建設に着工する予定であることを明らかにしました。
第5ターミナルの年間旅客取扱能力は5,000万人となる予定で、既存ターミナルを合わせると年間旅客処理能力は1億4,000万人まで拡大することになり、ハブ空港としての競争力を高める狙いがあります。
Photo : Changi Airport
同空港は、今後ネットワークを現在の150都市から第5ターミナルが完成する2030年半ばまでに200都市まで拡大する計画を示しており、空港間の競争が激しくなっている東南アジア市場において、先手を打つ形で現在の地位を確固たるものとします。
なお航空機性能の向上により、シンガポールを経由する運航便が減少することも想定済みとしており、危機感を持ちながらも新たな需要を取り込むことで成長戦略を描いています。