ワシントン州のボーイング社従業員約33,000人から構成される同社最大の労働組合は、ストライキを実施することを決定しました。
先日会社側と暫定合意に至り、この内容について組合員は投票を行いましたが約95%が拒否とし、9月13日よりストライキに突入することを決定し、シアトルの工場は操業を停止する見込みです。
ストライキ突入は約16年ぶりとなり、経営再建中のボーイングにとって大きな痛手となるほか、日本を含めた世界の顧客にも機体の納入遅延などの影響が出るとみられます。
新CEOが就任し経営を軌道にのせたい同社ですが、出鼻を挫かれたような格好となっており、今後はこの問題がどれほどの期間で収束するのかが注目です。なお前回スト時は約50日間にわたり操業が停止し、大きな損害が出ています。
Photo : Boeing
ボーイング、最大の労働組合と賃上げと次期新型機をシアトルで生産することで暫定合意 33,000人の大規模スト回避へ一歩前進