国土交通省は、羽田空港C滑走路において滑走路状態表示灯を導入するための工事を2024年9月27日より開始することを明らかにしました。
2024年1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故を受け設置された「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」にお
いて6月に中間取りまとめが公表され、滑走路誤進入対策として、パイロット等に対する注意喚起システムであるRWSL(Runway Status Lights)を主要空港の同一滑走路で離着陸が行われることが想定される全ての滑走路及び誘導路に導入を拡大することを検討すべきであると提言されました。
Photo : 国土交通省
これを受け、羽田空港C滑走路に接続する一部誘導路において、RWSLの工事を9月27日深夜より開始するとし、当該灯火は、工事完了後、試験調整を行った上で、2027年度末から順次供用を開始する予定としています。
◇滑走路誤進入に係る注意喚起システムの強化◇
滑走路状態表示灯(RWSL:RunWay Status Lights)は、航空機等が滑走路を使用している場合、他の離陸しようとする航空機又は滑走路を横断しようとする航空機等に対して警告する灯火であり、航空機の滑走路横断が日常的に発生する空港の滑走路及び誘導路に導入しています。パイロット等に対する注意喚起を強化するため、主要空港の新千歳、成田、羽田、中部、伊丹、関西、福岡、那覇空港の同一滑走路で離着陸が行われる全ての滑走路及び誘導路に導入を拡大します。