アメリカ運輸省(DOT)は、条件付きでアラスカ航空とハワイアン航空の合併を承認することを発表しました。
この統合は、アラスカ航空がハワイアン航空を19億ドル(約2800億円)で買収するものとなり、先月にアメリカ司法省の審査を通過したことから、DOTが最終審査を行い、条件付きで承認したものとなります。
DOTが課した条件においては、新しい統合ロイヤルティポイントシステムの開始前に、ハワイアンマイルズとアラスカマイレージプランプログラムで獲得したマイルが失効せず、1対1の比率で移行できることや、ハワイ諸島の地域路線を維持すること、両社の直行便重複路線の維持、ハワイアン航空またはアラスカ航空のみが競合している路線の維持などが条件となっています。
これにより間もなく両社の統合取引は完了する運びとなり、アラスカ航空グループは、アメリカ国内第5位のエアラインとしての地位を固め、国際線の就航都市29ヶ所を含む138ヶ所の目的地へのサービスが提供されることになります。Photo : Alaska Airlines