FSC 機材 航空ニュース

イベリア航空が受領予定のA321XLRの初号機の納入時期が遅延することが判明

 イベリア航空が受領を予定する、A321XLRの初号機の受領時期が遅延することがわかりました。

 これまでの計画では、2024年9月に初号機の受領を予定していましたが、現時点でこの受領時期が2024年10月後半に遅延することがわかっています。

 同社は初号機を受領した後は、マドリード~ロンドン・パリ線に慣熟訓練を兼ねて投入し、その後はマドリード~ボストン・ワシントン線に投入する計画としています。

 A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。

 なお現在までに日本のエアラインによる発注はありませんが、日本航空が導入を検討しているとの情報があります。Photo : Airbus

JAL、A350-900型機20機とA321neo11機を確定発注 後者の一部は今後A321XLRへ変更の可能性も

イベリア航空、2024年10月27日より東京/成田~マドリード線の運航を再開へ スペインへの直行便が復活

まもなくデビューするA321XLRの受注状況 オプション内容で各社の戦略が垣間見える可能性も