ボーイング最大の労働組合がストライキ入りし、現在も両者の協議が続いていますが、会社側は更なる賃上げを提案し、ストライキ終結に向け、当初提案よりも大幅に待遇を改善した内容を示していることがわかりました。
現在同社の機械工の平均年収は、75,608ドル(約1,100万円)ですが、以前提示した25%の賃上げを更に上回る30%の賃上げを提案しており、段階的な昇給を経て4年後には平均年収が111,155ドル(約1,600円)となる内容を提案している模様です。
またボーナスの増額や、確定拠出年金の拠出額の引き上げなども盛り込まれており、大きく内容を改善して組合側との合意を目指しています。このストライキによる1日あたりの損害額は約5,000万ドルと見積もられており、事態の打開に向けて会社側は大きく譲歩した形となり、今後早期にストライキが終結するか注目となります。Photo : IAM