A380の新オペレーターのグローバル航空は、STエンジニアリングとエアバスの合弁会社であるElbe Flugzeugwerke GmbH(EFW)とA380型機のメンテナンス契約を締結したことを発表しました。
2025年の就航を目指すグローバル航空ですが、就航に向けた取り組みとして、EFWとMROの契約を締結しており、これによりまた一歩就航に近づいたことになります。
Photo : EFW
またEFWにとってもA380のMRO市場の再参入する形となり、コロナを経て再び活躍の場を得たA380のメンテナンス事業を再開し、グローバル航空に加えて、他の顧客からもA380MROの注文を受けており、2025年以降はA380のメンテナンス活動を拡大する予定としています。
今回の発表に伴いグローバル航空の James Asquith CEOは「EFWとの提携は、A380を空に飛ばすという当社の目標に向けた次の重要なステップです。9H-GLOBLの空への復帰の旅は、さらに大きな一歩を踏み出しました。この作業を進めるために当社の1号機がドレスデンに飛ぶのを見るのが楽しみです。過去12か月間で大きなハードルを乗り越え、現在、当社の計画、パートナーシップ、チーム、運用準備は大きく前進しています。EFWとのパートナーシップは、最新の大きな飛躍です。ドレスデンに行き、作業の進行を見るのが楽しみです。」と述べています。