FSC 航空ニュース

スターラックス航空、2024年10月25日に株式市場に上場へ

 台湾第3位のスターラックス航空は、2024年10月25日に台湾証券取引所への株式上場を予定していることを発表しました。

 この上場により、同社は市場から様々な形での資金調達が可能となり、今後予定している事業拡大に備えることが可能となり、2026年には株主に対して配当を支払う予定としています。

 またこの発表に際し同社の最新状況が明らかにされ、年末までに従業員数が5,000人を超え、保有機材が26機に達すると予測しているとし、今後も台北のハブを強化し、北米路線への乗り継ぎ需要を獲得したい考えを示しています。また高雄の拠点化については、2025年末を目処に進めたい考えを示し、今後高雄を拠点としたネットワーク拡充も予想されます。

 そして台湾にエアラインが多すぎるのではとの質問に対しては、台湾の国内市場だけに目を向ければ大手エアラインが3社あるのは多すぎると考えることもできるが、アジアの成長を考慮すると国際線には無限の可能性があるとし、創業時から国際線の乗り継ぎ需要を獲得する方針に変わりはないことから、今後も問題なく成長が可能としました。

 また機材計画について問われた同社会長は、ボーイング機の可能性も排除しないとしており、エアバスのみの構成としていくわけではないと説明しています。

 今後同社はワンワールドへの加盟申請も予定しており、成長スピードの速さや、高品質のサービスなど様々な面で話題が尽きないエアラインとなっています。Photo : Starlux Airlines

スターラックス航空、2025年度末までにワンワールドへの加盟申請を行う予定

スターラックス航空、事業拡大に向けB777Xの導入またはA350の増機を検討

スターラックス航空、将来的に羽田空港のスロットの配分を要望へ