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ブラジルのトータルリンハスアエレアスがC919の導入を検討 エアバスとボーイング機の早期導入が難しいとの判断

 ブラジルのトータルリンハスアエレアスは、COMACのC919の導入を検討していることがわかりました。

 同社は、主に貨物事業と旅客チャーター便を運航するエアラインとなりますが、10月にも同社幹部がCOMACを訪問し、4機のC919の導入について交渉を行う予定であるとReutersが報じています。

 同社は、エアバス機とボーイング機が約10年後までの販売枠を完売させているほか、エンブラエルが大型機の開発に着手しなかったことから代替案を計画せざるを得ない状況であると語っており、本望ではないものの、C919の導入を検討している模様です。

 C919は、エアバスのA320やボーイングのB737に対抗する機種として開発されており、現在はアジア各国のエアラインなどが導入を検討している状況ですが、今後中国と良好的な関係の国のエアラインが導入を進めると考えられています。

 なおこれまでにアジア以外のエアラインからの受注はないことから、仮にトータルリンハスアエレアスが発注した場合は、初のアジア以外の国のエアラインからの受注となります。Photo : COMAC

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