オーストリア航空は、2028年までにB767-30ERとB777-200ERを退役する計画です。
同社は上記2機種の後続機としてB787-9型機を選定し既に受領を進めていますが、最新の機材計画においては2028年までには完全に置き換える計画であることを明らかにしています。
これは同社幹部のFrancesco Sciortino氏が明らかにしたもので、残り3機となったB767-300ERについては、2025年10月に1機が退役することが決まっているとしたほか、計11機の導入が見込まれる2028年にはB777-200ERの全機が退役を予定しているとしました。なおB767においては、整備コストが年々増加していることから、先行して機材更新を行い2026年に完全退役となる予定です。
この計画により東京/成田~ウィーン線にも将来的にB787-9型機が投入されることになり、今後はどのタイミングで投入となっていくのか注目です。
ルフトハンザグループにおいては、現在機材の近代化を図っており、スイスインターナショナルエアラインズグループは長距離路線にA350を選定、ブリュッセル航空がA350の検討を進めるなどしています。Photo : Austrian Airlines