2024年9月24日に今後の成田空港施設の機能強化に関する検討会の第1回が開催され、ワンターミナル化を予定する成田空港の整備ステップの追加情報が示されました。
今回示された整備ステップは一例となることから、今後変更の可能性はあるものの、おおよその整備構想が明らかになっており、今後以下のように既存ターミナルを運用しながら、段階的にワンターミナルを整備していくことになります。
既報の整備ステップから大きな変更はないものの、より整備内容の詳細が示されており、新滑走路共用時に東西誘導路を南側へ盛替え、T2南側エリアで新ターミナルの東側半分及び新駅等整備着手すること、ステップ1では新ターミナルの半分と新駅供用開始し、 現在の成田空港駅(成田第1ターミナル)は閉鎖すること、新ターミナルとT2・T3を暫定的なコンコースで接続して一部一体的運用を開始することが示されています。
そしてステップ2では、速やかに増築し、全ての本館機能を集約し、ステップ3では外部環境や経営状況に応じてT1跡地に本館やコンコースを増築するものとなり、T2、T3のあり方は今後検討され、将来的なターミナル拡張エリアやオープンスポットとして使用することを想定しているとしています。
またターミナル全面エリアには、ターミナルと親和性が高く、二次交通に容易に接続、地域住民も楽しめる施設の建設を検討している模様です。
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