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事故の教訓を活かし羽田空港C滑走路において滑走路状態表示灯を導入するための工事が開始 2027年度末から供用開始へ

 国土交通省は、羽田空港C滑走路において滑走路状態表示灯を導入するための工事を昨日2024年10月1日深夜より開始し、その様子を報道陣に公開しました。

 2024年1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故を受け設置された「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」において6月に中間取りまとめが公表され、滑走路誤進入対策として、パイロット等に対する注意喚起システムであるRWSL(Runway Status Lights)を主要空港の同一滑走路で離着陸が行われることが想定される全ての滑走路及び誘導路に導入を拡大することを検討すべきであると提言されました。

 これを受け、羽田空港C滑走路に接続する一部誘導路において、RWSLの工事を昨日10月1日深夜よりC滑走路を閉鎖し工事を開始しました。当該灯火は、工事完了後、試験調整を行った上で、2027年度末から順次供用を開始する予定です。

 今回の工事開始に際し、国土交通省航空局交通管制部管制技術課航空灯火・電気技術室の伊藤正宏室長は「国民の航空の安全安心の確保のため安全対策を着実に進めてまいります。」とコメントしています。

 


Photo : 国土交通省

◇滑走路誤進入に係る注意喚起システムの強化◇
滑走路状態表示灯(RWSL:RunWay Status Lights)は、航空機等が滑走路を使用している場合、他の離陸しようとする航空機又は滑走路を横断しようとする航空機等に対して警告する灯火であり、航空機の滑走路横断が日常的に発生する空港の滑走路及び誘導路に導入しています。パイロット等に対する注意喚起を強化するため、主要空港の新千歳、成田、羽田、中部、伊丹、関西、福岡、那覇空港の同一滑走路で離着陸が行われる全ての滑走路及び誘導路に導入を拡大します。

国交省、羽田衝突事故を受け主要空港にて滑走路状態表示灯の導入を拡大する計画

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