ルフトハンザグループのCarsten Spohr CEOは「ルフトハンザドイツ航空は問題児」であると表現し、早期に立て直しを図る考えであることを明らかにしました。
投資家向けの説明会において同CEOは、グループ内においてもルフトハンザドイツ航空が最も問題を抱えているとし、特に機材については、本来であれば43機の新型機を既に受領済みのはずが受領できておらず、退役させる予定であった23機を運用せざるを得ない状況であり、結果としてグループ内で最も高コスト体質になっているとしています。
このようなことから、同社はグループ全体の利益を圧迫しており、早期に改善することが不可欠とし、今後対策に乗り出す考えを示しています。
既報の通り同社は、フランクフルト~北京線を運休する計画のほか、A340の退役を進める予定としており、2026年までに経営状況を改善させたいとしています。Photo : Lufthansa