エアアジアグループのTony Fernandes CEOは、シンガポール当局に対して不満を述べています。
同CEOは現地紙のインタビューにおいて、「これまでシンガポール当局に対して、3回ライセンス申請を行ったものの、全て拒否されました。これは我々は他のASEAN諸国ではライセンスを取得できましたが、シンガポールは自国のエアラインを保護するために常に私たちを退けてきました」と述べ、シンガポール航空当局の方針に不満を述べています。
同グループは、現在ASEANエリアにおいては、マレーシア、インドネシア、タイ、カンボジア、フィリピンの各国にエアラインを設立し、今後ベトナム、シンガポールでも合弁会社設立に意欲を示していますが、この2国に関してはライセンス取得が難航している状況で、同CEOは、邪魔はしないで欲しいと述べ、引き続きライセンス取得に意欲的です。
今後同グループは、ASEANエリアでの事業に注力し、その後は長距離路線を強化する方針としており、将来的には日本から以遠権で日本からアメリカ線に進出する構想を掲げています。Photo : Airasia