2025年の就航を目指す注目の国営のリヤド航空は、2030年までにリヤドから東京・ソウル・上海への直行便を開設する計画であることがわかりました。
Photo : Riyadh Air
これは同社のTony Douglas CEOがイベント内で明らかにしたもので、最初の5年間で100以上の目的地に飛行し、リヤドを新しい世界の首都の1つとして宣伝することが目標で、東方面は東京・ソウル・上海まで路線を展開することになるとコメントし、拠点とするリヤドから直行便を開設する計画であることを明らかにしました。
同CEOは、以前に東京や上海など、現在サウジアラビアから直行便が就航していない世界の主要都市が数多くあり、これはG20の国として受け入れ難いことであるとし、東京への就航に意欲を示していました。
日本~サウジアラビア間においては、現在直行便は存在せず、昨年12月4日に開催した日本とサウジアラビアとの航空協議にて、成田空港に運航できる枠組みを航空当局間で設定していることから、リヤド航空が就航を想定している路線は東京/成田~リヤド線であるとみられます。
サウジアラビアが本格的に航空産業に注力することで、今後中東エリアにおいては国際ハブ空港の地位をめぐり競争が更に激しくなることが予想されていますが、利用者としては新たな選択肢が加わることになり、運賃低下などのメリットを受けることができると予想されます。
リヤド航空CEO「我々は慈善団体ではないのでファーストクラスは設置しない。我々のプレエコは他社のビジネスクラスを超える」