ヴァージンオーストラリア航空は、カタール航空機のウェットリースで長距離路線に再進出する計画です。
先日カタール航空は、ヴァージンオーストラリア航空の株式取得意向を発表し、現在当局の認可待ちの状態となっていますが、今後認可された際には、両社の提携を加速し、ヴァージンオーストラリア航空は長距離路線に再進出する計画です。
長距離路線の再進出においては、現在運航可能な機材と人材を保有していないことから、カタール航空機をウェットリース(乗員&機材)する形を予定し、2025年半ばからブリスベン、メルボルン、パース、シドニーからドーハへの路線を開設し、カタール航空のグローバル ネットワークにシームレスに接続できるようにします。
なおヴァージンオーストラリア航空は、経営再建に伴いワイドボディ機を全て手放しましたが、偶然にもこれら航空機の3機はカタール航空が所有し、かつ内装もそのままの状態であることから、思わぬ形で再びオーストラリア路線で活躍することが期待されています。Photo : Virgin Australia
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