エミレーツ航空は、貨物事業の拡大に向け、数週間内にA350FまたはB777XFの発注を発表する計画であることがわかりました。
これは同社の貨物担当SVPのNadeem Sultan氏が明らかにしたもので、数週間内にA350FまたはB777XFのどちらかの導入を決定し発注を行う予定であるとしました。
なお現在も導入機材は選定中としており、両機種ともに優れた機材であり、A350Fの大型貨物ドアやB777XFの貨物搭載量などそれぞれ大きなメリットがあるとしながらも、A350Fについては先日問題が起きたA350-1000型機と同じエンジンが搭載されることや、B777XFについては納期の問題があることからそれぞれリスク管理が必要とし、難しい選択になることを示唆しています。
今後エミレーツ・スカイカーゴは、2030年までに最大35機の貨物機を保有する計画としており、この規模は現在の約3倍となり、貨物事業の強化を図る計画です。Photo : Emirates