イベリア航空は、世界初となるA321XLRの商用運航の開始を2024年11月1日に延期したことがわかりました。
以前の計画では、慣熟訓練を兼ねて2024年10月28日よりマドリード~ロンドン/ヒースロー線に投入する予定でしたが、これを2024年11月1日に延期します。
なお同型機の性能を活かした長距離路線となるマドリード~ボストン線においては、引き続き2024年11月14日からの投入を予定しています。
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。
なお現在までに日本のエアラインによる発注はありませんが、日本航空が導入を検討しているとの情報があります。Photo : Iberia