ボーイング最大の労働組合がストライキ入りし、現在も両者の協議が続いていますが、会社側は更なる賃上げを提案し、ストライキ終結に向け前回提案よりも更なる賃上げを提案している模様です。
このストライキにおいては、労働組合側が40%の賃上げを求め、その要求に対し会社側は25%の賃上げを提案し、その提案を組合側が拒否して9月13日からストライキ入りしていますが、その後30%の賃上げ、35%の賃上げを会社側が提案したものの、立て続けに拒否し今回の提案に至ります。
前回の投票では、36%の組合員が承諾する結果となりましたが、過半数までは依然として開きがある状況となり、今回38%の賃上げを提案することで、会社側はストライキの終結を目指します。
ただ組合側は、40%の賃上げを強く求めていることから、今回の提案でストライキが終結がするかは不透明な状況とみられ、果たして過半数の賛成を得て再びを操業を開始できる体制に戻れるのか注目されます。
このストライキの長期化により会社側の財務状況は著しく悪化している状況で、この影響はボーイングの下請け業務を請け負う日本企業にも多大な影響を与えているの現状で早期解決が多方面から求められています。Photo : Boeing