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ボーイングCEO、組合員へ最後通告「今回の提案を受け入れなければ次の提案は不利になる」

 ボーイングのKelly Ortberg CEOは、組合員へメッセージを送り、今回の提案を受け入れるよう求めました。

 同CEOは、現在提案している内容を受け入れない場合、次の提案は後退的なもので不利になると述べ、賃金の引き上げ、医療給付、生産計画などを現在提示している内容から削減することを示唆しています。

 現在会社側は、前回提案よりも3%増の38%の賃上げを提案していますが、組合員の一部は当初から求めている40%の賃上げ以外は受け入れないと考えている組合員も存在している模様です。

 なお組合側の交渉担当でもあるHolden会長は、今回の会社側からの提案は、前例のない内容で我々が勝ち取ったもので勝利に値するとして組合員へ今回内容を受け入れるよう呼びかけています。

 今回のストライキにおいては、組合側の幹部と組合員において考えに隔たりがあるとされており、11月4日の投票で果たして過半数を獲得して正常化するのか注目です。なお投票にて今回提案が可決されれば、早期復職を希望する場合は、11月6日から復帰することが可能で、全員の復帰が見込まれるのは11月12日とされています。Photo : Boeing

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