エミレーツ航空は、中国路線の拡大を計画し、今後供給量を40%増加させる方針であることがわかりました。
これは同社のAdnan Kazim COOが明らかにしたもので、新路線の開設、既存路線の増便、機材の大型化などにより今後40%の供給量の増加を目指すとしました。
現在同社は、上海、北京、広州の3路線に就航し、全て777-300ERでの運航となっていますが、今後はA380型機の再導入を予定するほか、新路線の開設を検討している模様です。
この供給量増加の背景には、今後も中国市場にて需要が見込まれるためとしており、同氏によればビジネス需要も回復し、今後の需要については楽観的であるとしています。
現在中国市場においては、ロシアの空域制限の影響により撤退するエアラインが相次いでいますが、その一方でエミレーツ航空は増便に舵をきることになり、今後新規需要を獲得していけるのか注目です。なお同じ市場で競合するエティハド航空は、引き続き減便運航を継続する予定となっています。Photo : Emirates