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ボーイングの53日間にわたるストライキが終結 11月12日から完全に正常化する見込み

 ボーイングの53日間にわたるストライキが終結しました。

 ストライキ突入後、2回の会社側の提案を拒否していた労働組合ですが、今回の会社側が提示した今後4年間で38%を賃上げするという内容を、過半数を上回る59%の賛成票で可決し、ストライキが終結することになりました。

 今後は、希望する労働者については11月6日からの就労が可能で、11月12日には全従業員が通常シフトに復帰する見込みとなり、ようやくボーイングは正常化に向かうことになります。

 今回のスト終結を受けボーイングのKelly Ortberg CEOは「過去数カ月は我々全員にとって困難な時期だったが、我々は皆同じチームの一員だ。ボーイングを象徴的な企業にした卓越性を取り戻すには、まだ多くの作業が残されている。」と述べています。

 同社はスト以前から品質問題などにより信用を失った状態が続いており、今後製造ラインが正常化することで、再び信頼に値する企業に復活できるのか注目です。Photo : Boeing

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