ワンワールドへの加盟を目指すスターラックス航空は加盟申請に向けて準備を進めていますが、追い風が吹き始めたかもしれません。
スターラック航空のワンワールドへの加盟をめぐっては、創設メンバーであるキャセイパシフィック航空が市場が重複することを理由に拒否権を行使するとの見方がされていましたが、今回キャセイパシフィック航空のRonald Lam CEOがこの件について初めてコメントしました。
スターラックスの加盟について問われた同CEOは「ワンワールドの経営陣に評価を任せるつもりです。ワンワールドはアライアンスにとって最善の提案をします。そして我々はそれを受け入れます」と述べました。
このようなことから、創設メンバーの特権である拒否権を行使しないことを示唆した形となり、スターラックス航空の加盟が現実的な段階へ移行したと考えることもできます。
なお公にはなっていないものの、2019年にスカイチームから脱退した中国南方航空は、その後ワンワールドへの加盟を模索したものの、キャセイパシフィック航空が拒否権を行使し実現しなかったとの見方もされています。Photo : Starlux Airlines