現地時間2024年11月6日、イベリア航空は世界初のA321XLRの商用運航を開始しました。
この商用運航に投入されたのは、先日納入されたばかりのEC-OILとなり、同型機として初の商用便としてマドリード~パリ線に投入されました。
初期段階では慣熟訓練を兼ねて近距離線への投入となりますが、同型機の性能を活かす長距離路線には、2024年11月中旬からマドリード~ボストン線、2025年1月からワシントン線への投入を予定しています。
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。なお日本を起点とした場合、東京からシドニーやデリーまでの飛行が可能です。
Photo : Airbus
また同型機をめぐっては各社の評価が分かれており、体制は変わったものの、カタール航空の前CEOはナローボディ機に乗客を長距離乗せたくないなどと発言するなどしています。