香港航空は、中国の航空機メーカーのCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)のC919の導入を検討し、現在COMACと協議中であることがわかりました。
これは同社会長が明らかにしたもので、現在COMACとC919の導入について協議中とし、最終的には自社に適した航空機を選定することになるとしました。
このC919は、エアバスのA320、ボーイングの737と競合する機種となり、現在のところ中国東方航空、中国国際航空、中国南方航空の3社が計300機以上を発注しています。また、アジアを中心にマーケティングを強化しており、現在までにマレーシア航空、エアアジア、ベトナム航空、キャセイパシフィック航空などが導入を検討しているとの情報があります。
現在の世界的なサプライチェーン問題や、ボーイングにおいては品質問題およびストライキの影響などにり、180席クラスの航空機の納入遅延は深刻化していますが、これがCOMACにとっては追い風となっており、今後受注数を伸ばすとの見方がされています。Photo : Hongkong Airlines