FSC 航空ニュース 貨物

エティハドカーゴ、就航して1年が経過した大阪/関西~アブダビ線が好調であることを明らかに

 エティハドカーゴは、就航して1年が経過した大阪/関西~アブダビ線が好調であることを明らかにしました。

 昨年10月1日に週3便で就航した同路線ですが、貨物に焦点を当てると、2024年は大阪発の貨物取扱量が2,911トン(日本発の総貨物量7,440トンの39.1%)に達する見込みで、同路線は成功した路線になったとの見解を示しました。


Photo : Etihad

 また手紙や小包などのエアメールでは、日本国内で前年比125.8%増、大阪では208%増を達成し著しい成長を収めており、日本市場での存在感を拡大し、UAEの経済成長に貢献したとしています。なおこのほか主な輸送品は、自動車部品、電子機器、機械部品、ゲーム機といった内容です。

 今回の発表に伴い同社の貨物部門VPのStanislas Brun氏は「大阪での営業開始1周年を祝うことは、エティハドカーゴにとって重要な節目です。日本、特に大阪での成功は、お客様にとって最適な航空貨物パートナーになるという当社の取り組みを示しています。革新的で信頼性の高い航空貨物ソリューションを提供することで、成長を続ける日本市場をさらにサポートし、進化する物流ニーズを満たすお客様を支援していきたいと思います。」と述べています。

 現在同社は、東京/成田~アブダビ線をデイリー運航していますが、以前には増便を検討しているとの情報もあったことから、好調な成田、関西の2路線で今後増便に至ることが期待されます。

エティハド航空CEO、A380型機を2032年まで運用する予定であることを明らかに B777Xの早期導入は否定

エティハド航空、貨物事業の拡大を見据えA350Fを3機追加発注し計10機体制に

エティハド航空、7機目のA380型機の再稼働を決定 これまでA380が投入されなかった路線への投入を予告