EASA(欧州航空安全局)は、パキスタン航空のEU圏内飛行禁止措置を解除しました。
同社をめぐっては、2020年5月にラホール発カラチ行きの8303便が墜落し、パイロットのライセンスの有効性に懸念が生じたことからEASAは飛行禁止措置としていましたが、これを解除することを発表しました。
このライセンス問題では、一部のパイロットが偽造ライセンスにて運航していたことがわかり、パキスタン民間航空局の監督能力が問われていましたが、EASAは信頼を回復したとして今回の決定に至っています。
今回の決定に際し同国の航空大臣は「今回の決定はパキスタンの航空会社と航空業界にとって大きな進歩です。航空省と民間航空省は、長年の苦闘と努力の末、EU当局から認可を得るために必要な基準と監査要件をすべて満たしたしました」とコメントしています。Photo : PIA