現地時間2024年11月25日、シンガポール航空のシンガポール発デリー行きのSQ406便にて、到着時にパイロットがパーキングブレーキをかけ忘れ、機体が後退するトラブルが発生しました。
このトラブルがあったのは、当該便を運航したA380型機となり、デリー空港に到着し駐機場に停止した際に、パイロットがパーキングブレーキをかけ忘れたことから後退し、これに気づいたパイロットがブレーキをかけ停止しました。その後同機は、トーキングカーで正しい停止場所まで戻されました。
このトラブルの不意のブレーキにより、客室乗務員1名が太ももも負傷しましたが、軽傷と診断されました。
航空機の駐機場は、排水を考慮して僅かに傾斜していることから今回のトラブルは発生しましたが、到着時に客室乗務員の指示があるまで離席しないよう促すアナウンスは、このようなトラブルの可能性もあることから、重要であることが再認識されています。Photo : singapore Airlines