ロシア上空の飛行制限の問題により、現在中国エアラインが欧州路線で優位的な立場となっていますが、これが影響しKLMオランダ航空も2025年1月から減便措置をとることがわかりました。
この減便においては、それぞれデイリー運航しているアムステルダム~北京/首都・上海/浦東線を週5便と週6便へ減便するものとなり、この1年で相次いでいる欧州エアラインの中国離れする最新のエアラインとなります、
予てから同社は、欧州当局に対して是正措置を求めていますが、現段階で大きな動きがないのが現状となっており、今後も減便や撤退を検討するエアラインは増えていくものと予想されています。なお以下がこれまでの減便や撤退を表明したエアラインとなり、今後は各社のリソースがどこへ振り分けられるのかが注目されています。
◇ヴァージンアトランティック航空 ロンドン~上海線を運休し中国市場から撤退
◇スカンジナビア航空 コペンハーゲン~上海線を運休し中国市場から撤退
◇LOTポーランド航空 ワルシャワ~北京線を運休し中国市場から撤退
◇ブリティッシュエアウェイズ ロンドン~上海線を運休
◇ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト~北京線を運休
Photo:KLM