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アメリカ当局、大韓航空とアシアナ航空の統合を承認し各国の全審査が完了 メガエアラインが誕生へ

 アメリカ司法省は、大韓航空とアシアナ航空の統合を承認したことがわかりました。

 両社の統合をめぐっては、競争法上の審査を経なければならない国(地域)が 14ヶ国あり、これまで13ヶ国の承認を得ていましたが、最後となったアメリカ当局においても無事審査を通過しました。

 これにより、大韓航空は今月にもアシアナ航空の株式を取得する流れとなり、アシアナ航空は2年間は大韓航空傘下の子会社エアラインとして運用を続けたのちに完全に統合されます。そして世界10位圏内にランクするメガエアラインが誕生することになり、東アジア地域でも競争力が増すことが予想されます。

 また今後は傘下LCCでも再編が行わる見通しで、大韓航空傘下のジンエアーとアシアナ航空傘下のエアソウル・エア釜山の3社が統合されジンエアーブランドに統一されるとみられており、韓国の航空業界は再編されることになります。
Photo : Korean Air

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