大韓航空は、本日2024年12月11日にアシアナ航空の株式を取得し筆頭株主となります。
既報の通り、アメリカ当局が大韓航空とアシアナ航空の統合を承認したことから、競争法上の審査を経なければならない国(地域)の14ヶ国の全ての当局から承認を受けたことになり、本日12月11日に大韓航空はアシアナ航空の株式を取得し筆頭株主となります。(正式に子会社化されるのは手続き完了の翌日)
これによりアシアナ航空は、大韓航空傘下のエアラインとなり、これまで36年間競合していた2社の競争時代は終わることになります。
アシアナ航空は、今後2年間は大韓航空の子会社として運営を行い、その後完全に大韓航空ブランドに統一される予定で、現在加盟するスターアライアンスからも脱退する予定です。そして両社のマイレージプログラムの統合作業などを行う予定となっており、完全統合に向けた準備を進める計画です。
また傘下LCCでも統合を行う計画となっており、韓国最大のLCCのチェジュ航空を抜き、ジンエアーが最大のLCCとなる見込みですが、これに対抗しようとする動きもあると報じられており、今後の動向に注目が集まります。