ボーイングは、2026年までに787の月産機数を現行の5機から10機へ倍増させる計画です。
同社は、787の増産体制構築に向け、今後サウスカロライナ州チャールストンの工場に10億ドルを投資し、5年間で500人の新規雇用を創出する計画であることを明らかにしました。
この投資により、2022年に発表された787型機の月産10機という目標を2026年に達成する予定であるとしており、現在の月産5機(2024年末までに回復させる予定)から10機へと倍増させる計画です。
ライバルのエアバスは、2028年までにA350の月産機数を12機にまで引き上げる計画としており、各メーカーが主力機の増産を急いでいますが、当面はサプライチェーンの問題もあることから、達成できるかは不透明であるとの見方をする識者もいるのが現状です。
アフターコロナにおいては、長距離国際線の回復が堅調になっていることから、今後もワイドボディ機の需要増加は続くものと考えられており、この需要を獲得するためにCOMACもワイドボディ機の開発を決定するなど、各社の競争は激しくなっていきます。Photo : Boeing