IAGグループのエアリンガスは、同型機の2社目のオペレーターとしてA321XLRの初号機を受領しました。
当初A321XLRの世界初のオペレーターは同社となる予定でしたが、会社側とパイロット側が賃金をめぐり係争となったことから、その座はグループのイベリア航空となりました。
今回エアリンガスが受領したA321XLR(EI-XLR)は、ドイツのハンブルクにあるエアバスの製造施設からダブリンに到着しています。
One for the plane lovers! ✈️
The first of Aer Lingus’ brand new A321XLR aircraft arriving at Dublin Airport earlier today.
🎥 Robert Masterson (from our airside ops team) pic.twitter.com/FVB5mCU31J
— Dublin Airport (@DublinAirport) December 18, 2024
エアリンガスは、今後同型機の性能を活かし、アメリカ路線へ投入する計画であることを明らかにしており、今後ダブリン~ナッシュビル線などに投入する計画です。なお同社は6機を発注しており、もう1機は2024年末までに納入される予定です。
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。Photo : Airbus