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ANAホールディングス、ピーチアビエーションを完全子会社化したことを発表

 ANAホールディングス(ANAHD)とピーチアビエーション創業以来のパートナーであるファーストイースタンアビエーションホールディングス(FE)は、FEが保有する7%のピーチの株式について、ANAHDが譲渡を受けることに合意し、本日12月20日付でANAHDはピーチの全株式を取得したことを発表しました。

 日本初のLCCであるピーチは、2011年の創業以来事業を拡大し、2017年にANAHDの連結子会社化を経て、2024年度中間期においては収入が過去最高となりました。最新鋭のエアバスA321LR型機を導入し、「アジアの架け橋」となるべく2024年12月4日に大阪/関西~シンガポール路線を開設するなど事業を拡大しています。

 今後さらに訪日旅客が増加すると見込まれるなか、LCCとして今後成長が期待できるピーチを完全子会社化することで、更なる事業ポートフォリオの強化によるANAグループの成長と利益拡大に繋げていくとしています。

 またANAHDは、これまでピーチが築き上げてきた企業文化やブランドの強みを活かし、アジアを代表するLCCを目指すピーチをサポートするとともに、ピーチとANAグループ各社との連携、協業を更に深め、「エアライン事業領域の拡大」と「事業性の更なる向上」をはかりANAグループの企業価値向上を目指すとしています。Photo : Peach Aviation

ANAグループの中期計画における3社(ANA・ピーチ・エアージャパン)のブランド戦略の詳細

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