大韓航空は、A380型機が投入されている主要路線のアメリカ線から、2025年夏スケジュールで同型機による運航を削除し、他機種にて運航する計画です。
現在同社は、ソウル/仁川~ロサンゼルス・ニューヨーク/JFK線に同型機を投入していますが、2025年夏スケジュールではロサンゼルス線に747-8、ニューヨーク線には777-300ERを投入する計画としています。
今回のA380型機での運航計画を変更したのは、同型機の退役を加速させるとの見方や、重整備の影響によるものとの見方がありますが、現時点でその理由は定かではありません。
既報の通り同社は、保有する10機のA380の一部からスペアパーツをするために解体を開始するなどしており、今後運航機数を縮小することを計画している可能性もあります。なお同社のチョ・ウォンテCEOは、2021年に5年以内にA380型機を完全に退役させる計画であることを明らかにしており、同社のA380型機の退役は刻々と近づいています。Photo : Korean Air