長年問題を抱え建設が一時中止されていた大連金州湾国際空港が2035年に開港する計画で工事を再開しました。
同空港においては、事業開始以前に埋め立て作業が開始された問題などにより、建設工事が一時中止されるなどのトラブルが発生しましたが、2035年の開港を目指し今年10月より正式に建設工事を再開しました。
現在建設中の同空港は、中国初の海上空港となり、現在海上空港として敷地面積1位の香港国際空港と2位の関西国際空港を超える予定で、開港すれば世界最大の海上空港となる見込みです。
また工事は2期にわたり行われ、1期の工事完了を2035年に予定し、この段階では滑走路2本を有し、年間旅客処理能力4,300万人、年間発着回数33万回の空港として開港します。その後は2期工事を開始し、最終的に並行滑走路4本を有し、年間旅客処理能力8,000万人、年間発着回数54万回の空港へと拡大する計画です。
中国は国際競争力の強化として空港整備に注力しており、今後も空港の能力は向上していくものと考えられます。Photo : 大连金州湾国际机场